【講演を終えられた後、参加者の質問に答える樋口恵子先生】
【会長講演】
 

○会長講演    10:10〜10:50

 「おしゃれと身だしなみに関する全国調査」 
  
     山野美容芸術短期大学教授 塩原 正一

○エキシビジョン 10:50〜11:30

  「高齢者の美容」   
               
     山野美容芸術短期大学教授 鈴木 昌子  
     山野美容芸術短期大学講師 及川 麻衣子

○特別講演    13:30〜14:30 

  「高齢者にとって 生きるということ 装うということ」 

     東京家政大学教授 樋口 恵子

【発表報告風景】
  【シンポジウム・討論】
【エキシビジョンの様子】
○シンポジウム    14:30〜16:00
「美容福祉の可能性 ー現場からの提言ー」

 座長 佐藤 林正 (九州看護福祉大学教授)  
        
  ・精神科病院に美容室を開設して 
     
    昭和大学付属烏山病院精神保健福祉士 岩崎 由美子

  ・老人施設におけるコスメティックセラピー

    山野美容芸術短期大学助教授     原 千恵子

  ・色彩からのアプローチ    
      
    カラーコンサルタント        南 涼子

○ワークショップ 16:00〜17:00

 「高齢者のハンドケア」(ネイルケアやハンドマッサージの方法)

学会報告 第2回 日本美容福祉学会学術集会 

10月20日(日) 10:00〜
八王子学園都市センター(八王子スクエアビル12F)
『美容福祉の可能性』

              10月20日に八王子学園都市センターにて行われた第二回日本美容福祉学会学術集会は盛況のうち行われました。山野美容芸術短期大学教授の塩原正一会長による講演では、全国における施設利用者(要介護者)、施設従事者、一般者のおしゃれと身だしなみに関する意識調査の分析結果が報告されました。おしゃれに対する意識や化粧への関心の施設利用者と従事者の意識のギャップ、また女性と男性の性差から生じる意識の違いなど極めて価値の高い内容の講演でした。山野美容芸術短期大学の鈴木昌子教授、及川麻衣子講師によるエキシビジョンでは実際に高齢の女性をモデルとしたメイクアップ、ヘアスタイリング、ファッションコーディネートが行われ、具体的な美容の実践と方法について述べられ、次に全体総会が行われた後に午前の部は締めくくられました。

            

      

     
 

 











午後の部では八王子市長による挨拶が行われた後、東京家政大学教授の樋口恵子先生の講演が行われ、高齢者の生活と意識と現状から装いについて述べられました。その美容福祉のみに留まらず高齢社会そのものの在り方、高齢者の生き方、そして介護する人のケアなど美容福祉を考える上で今後議論されるべき問題と視点が語られ、その鋭い視点と切り口は会場をおおいに沸かせました。九州看護福祉大学の佐藤林正教授を座長として行われたシンポジウムでは、美容福祉の可能性をテーマに昭和大学付属烏山病院精神保健福祉士 岩崎由美子先生による精神科病院に開設した美容室での具体的な活動報告とその姿勢 山野美容芸術短期大学助教授の原 千恵子先生からは高齢者の化粧風景の映像をもって施設におけるコスメティックセラピーの意義と効果について解説されました。次にこの学会の報告者である私、カラーコンサルタント南 涼子が色彩からのアプローチをテーマに高齢者に刺激を与える要素としての色彩高齢者のおしゃれを阻む要因と対策、今後の美容福祉における色彩の在り方について述べさせていただきました。討論は座長からいくつかの質議応答を中心に進められ、後半は参加者からよせられた質問への回答が行われ、美容福祉に対するに関心の高さを改めて伺い知ることができました。


                                               





















































 日本美容福祉学会は介護に携わる方、美容に携わる方など各方面の分野を問わず関心のある方であれば入会することができます。学会への入会御希望の方は下記の事務局へお申し込み下さい。 

          【学会事務局】        

          学会事務局:山野美容芸術短期大学内

          〒192-0396 東京都八王子市鑓水530  Tel 0426-77-0111  Fax  0426-77-0234
          E−mail  jswa@yamano.ac.jp

 

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